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晶子の徒然草

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

3月のレター

 花便りが各地から届くこの頃、この徒然草を皆様がご覧になる頃には、大阪の桜も満開になっている頃でしょうか。事務所のそばの天満橋の川沿いは桜並木で有名で、一年でこの時期が一番きれいです。毎年、川沿いをゆっくり歩きながらお花見をするのが楽しみです。お花見とは、桜の花言葉「精神美」「淡泊」にあるように、花を愛でてどう感じるかが大事なのではないでしょうか。

 昭和の初期に有名だった薄幸の佳人、九条武子夫人が詠ったように「見ずや君、明日は散りなん花だにも、命をかけてこの時を咲く」という詩が訴えているように、全力をかけて、この瞬間を咲いている桜に感動を覚えます。そして心から「ありがとう」と感謝の念でいっぱいになります。お花見って本当にいいですよね。

 この桜の花と同様に世界中で親しまれているのが「すみれ」です。基本的には素朴な雑草のひとつに過ぎないすみれですが、詩や文学などに数限りなく登場し、歌に歌われ親しまれています。私も、この季節になると暖かい気候でウキウキした気分になって、小学生の時にならった『すみれの花咲く頃~♪』や『春を愛する人は 心清き人 すみれの花のような ぼくの友だち~♪』と口ずさみながら、重い荷物にも負けず楽しくスキップしてしまいます。

 また、ヨーロッパでもすみれは愛されているようです。古くはゲーテやワーズワースのような詩人たちがその詩の中で愛でています。芸術以外では、かの有名なナポレオンが愛した花としてもその名を轟かせています。愛妻(恐妻?)のジョセフィーヌに、結婚記念日のプレゼントとしてすみれの花束を贈ったり、エルバ島に流される時には「余は春になったらスミレを手にして再来する」と言ってパリを去り、再びパリに戻ってきたときには、人々がすみれを宮殿に飾って迎えたというお話が残っています。さらに、好きが高じて紋章まですみれにしてしまうほどだったとか。これほどすみれが人々に愛されているのは、すみれの花言葉である『つつましい幸福』にふさわしいつつましやかな美しさ、純粋無垢な乙女のような印象によるものかもしれませんね。可愛い紫色と言えば、すみれ色ですものね。

 でも、すみれが大好きと言っても、実は私はすみれを育てたことがなく、この時期はいつもパンジーをベランダのプランターで育てています。パンジーは三色スミレとも呼ばれておりスミレ科の一種なのですが、その中で最も進化し花も一番大きく見栄えがするからです。清楚な花が好きと言いながら、本音は見栄えを取ってしまうという情けない花好きの私です。(@_@;)

 パンジーの花言葉は「思慮深い」「思想」「純愛」「愛の使者」などになります。 花の模様が物思いにふける人の顔のように見えるから、「思慮深い」「思想」という花言葉になっているそうです。そういえば、パンジーの花の中央部の模様は考えている人のように見えますね。このように、ちょっと真面目な印象の花ですが、その一方、恋や愛にあふれた花ともされています。また、花の模様については、天使に愛された花というロマンチックな神話にもなっています。
言い伝えによりますと、ある日愛の天使が春の野に降り立ちました。美しく咲いているスミレの花を見つけ、地上にもこんなに美しい花があるのかと驚いたのです。「私の面影を映してあげよう。人々に天上の想いと清らかな愛を伝えておくれ。」天使はそう囁くと、花に三回キスをして空高く舞い上がり天国へと帰っていったそうです。その後、花には天使の面影が残り、そしてキスした回数の三色になったわけです。それ以来、春の歓びを告げる花として、スミレはパンジーになりました。「愛の使者」という花言葉は、愛の天使の言い伝えを表現したものなのです。

 また、ヨーロッパでは、パンジーは「身につけていると好きな人の愛情が得られる」愛の花・恋の花とも呼ばれています。シェークスピアの「真夏の夜の夢」に、パンジーの汁を目にたらすと、寝覚めて最初に見た男性を好きになるという妖精の話があり、その逸話から広がったようです。さすが、歴史と芸術の欧州ですね。春の気配に乗せられ、少し華やかな艶っぽいお話を書かせて頂きましたが、是非お嬢様や会社の若い女性に語ってあげてくださいませ。ちょっと、見直されるのではないでしょうか。

 まだまだ寒い日もありますが、花あふれる季節がやってまいりました。これからもすみれや桜のように、きりっと全力で花を咲かせていきたいと存じます。皆様も花を存分にお楽しみくださいませ。

3月