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晶子の徒然草

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

2月のレター

 立春を迎えてもなお、日本を豪雪が襲いました。相変わらず、渦中に飛び込む運命の私は、20年ぶりの大雪で機能がストップしている東京で2月7日~9日まで仕事をしておりまた。吹雪く、滑る、荷物は動かないなどの多重苦で、あまりの難儀さに最後は笑ってしまいました。というわけで、今月も元気な私です。

 そんな2月と言えば、待ち遠しいのが暖かい春の到来が近いことを感じさせてくれる花だよりです。中でも1月下旬から、大抵は2月上旬頃に開花し、他の花に先駆けて春一番に咲くことから、別名を『春告草(はるつげぐさ)』とも呼ばれている梅が、香りが高くて私は好きです。梅の仲間ではないですが、形や名前からも梅と思われている蝋梅(ロウバイ)をお客様から頂きました。オフィスに飾っていたのですが、傍を通るたびに良い香りが漂ってきて、ふっと確定申告の繁忙さを忘れ春のお告げと、何か気持ちが明るく膨らむ思いがしました。また、先月の誕生日に梅の木の盆栽を頂き、我が家で楽しく鑑賞させて頂いておりますが、この盆栽がつぼみをつけて、順次一輪ずつ咲いていくのを観察し、ワクワクした気持ちになっています。

 私の父の墓所は京都の大将軍にある椿寺にあり北野天満宮の近くです。また、大阪本社は大阪天満宮の近くで、弊社は氏子となっております。なお、天神さんは学問の神様として今もあがめられ、私も社員の税理士試験合格祈願でいつもお世話になっており、非常に近しい神様です。

 天満宮の祭神の菅原道真公は平安時代中期の和魂漢才に長けた官吏でしたが、晩年その昇進を妬んだものから無実の罪を被せられ、京から大宰府に左遷されそこで無念のうちに亡くなられた方です。その後京の都で火災や落雷など天変地異が続いたのできっとそのたたりといわれ、道真公をおまつりする神社を建立するとその災いがぴたりとおさまったということで、これが天神様のはじまりと聞いております。ひょっとして、祟りの神様(;一_一)?いえいえ、尊敬すべき私達の学問の神様です。

 菅原道真公は梅をことのほか愛されたと伝えられております。京を去られるに当たって紅梅殿の前の大事にされていた梅をご覧になりながら、あの有名な歌、「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 あるじ無とて 春な忘れそ」と読まれました。大宰府に道真公が赴任されるとその梅も後を追い、一夜のうちに京から大宰府の庭に飛来したという「飛梅伝説」が大宰府天満宮にはあるそうです。天満宮の御紋には紅梅のデザインが用いられ、また境内には梅の木が沢山植えられていて早春に清らかな花を開き香りを漂わせます。そして毎年道真公の祥月命日である2月25日にはどこの天満宮でも梅がそなえられ、「梅まつり」等の行事も行われます。私も何度か、天満宮の梅を観賞に参っております。

 梅の木はバラ科サクラ属の落葉高木で原産国は中国であり、日本に渡来したのは平安時代前後と言われています。日本に伝わった当時は、桜よりも持て囃されており、奈良時代以前に『花』といえば、むしろ梅を指していたようです。『万葉集』に歌われた回数は萩に次いで第2位で、桜の約3倍を占めています。また、『万葉集』のころは白梅が人気で、平安時代になると紅梅に人気が集まったそうです。梅は夜の闇にほのかに漂って来る気品ある清らかな香りを『夜来香』と称えて、「梅は匂いよ、桜は花よ」という謡になったり、縁起木『松・竹・梅』の一つにも数えられたりと日本を代表する花となっています。

 ところで、この『松・竹・梅』ですが、三つの等級を表す場合によく使われます。日和見主義の私はどれを選ぼうかと悩む時は真中の「竹」を無難に選んでいますが、その由来は、松と竹は冬の寒気に耐えて緑を保ち、梅は寒さの中、百花に先がけて花を咲かせることから、松・竹・梅を「歳寒三友(さいかんさんゆう)」という事からきています。三友とは友としてふさわしい「正直な人・忠実な人・多聞な人」をいいます。「松」は厳冬にも落葉せず、断崖絶壁にも良く根を張ることから、忍耐強く、真心を尽くす人を、「竹」は節を持った人、また、隠し立ての無い正直な人を、「梅」は厳冬に咲く事から、激しい状況でも笑顔を絶やさない人をいうそうです。私も『松・竹・梅』の如く、お客様や友人に信頼され必要とされる存在になりたいと願っております。もし、私の事を梅の如く香り高いなどと思って下さる方が万一おられたら、ホントに幸せなのにと夢想しています。

 税制改正法案もいよいよ上程され、税制改正の新刊本やそれに伴う改定版の執筆が目白押しです。加えて、皆様の平成25年の総仕上げである確定申告の季節です。この時期が、やはり一年で一番多忙で、体を労りながら全力投球の時期です。お客様の笑顔が何よりの応援ですので、それを念頭に全員で乗り切ってまいります。

 春近しとはいえ、余寒はまだまだ続きますが、梅の花のように、厳しい状況下にあっても笑顔を絶やさず、皆様と春の訪れを迎えたいと存じます。

2月